無題3
2歳の子供に隣のトトロを見せて以降、子供は劇中のキャラクターの
真似をよくするようになった。
子供は見たものをあからさまに真似をする。
見たものを吸収し、真似をしながら成長していく。
見たものに影響されながら成長していく。
これまで意識していなかったが、大人も同じで、
見たものを吸収し、あからさまではないものの真似をしていく。
そしてそれは死ぬまで続く。
音楽を作る人が、知らず知らずのうちに自分が聞いた音楽に
影響されたものを作る、などは分かっていたが、
日々の行動レベルでも同じだという事に気付いていなかった。
とてもバカバカしい話だとは思う。
吸収したものが少ない大人は、引き出しの少ない人間になる。
引き出しの少ない人間は魅力に乏しい。
(少なくとも自分はそう考える)
影響されるという事を意識した上で、出来るだけ沢山のものを見る。
見たものに影響されるのだから、出来るだけ良いものを見る。
そしてこの行動は点では終わらず、感性などといったものと
線でつながっていくのだろう。
おわり。